Phase.1  『調査』  Part2

レリクス内


「・・・さてと、これは一体何の機械なんだ?見た感じはICカードみたいだが。」

それに隠し扉の形跡も無いなんてどういうことなんだ、それほど重要なものなのか・・・

「埒があかないな。」

PiPiPi PiPiPi PiPiPi

「情報部からのメールか。」

(情報部のリンです、そちらのレリクスについての情報ですが・・・)

(・・・以上です、こちらでさらにわかったことがあればまた連絡します。)

「なるほどね、研究所があるのは確かみたいだな。となると、こいつをどうするかなんだよな・・・」

仕方ない、もう一度咲かしてみるかな。

・・・ドス・・・ドス・・・ギシギシ・・・

(この音は・・・まさか!)

「やっぱり、スヴァルタスか・・・これは、やるしかないか・・・・だが、どうしてスヴァルタスがいるんだ。」

あれほど捜索しても見つけられなかったのに・・・

・・・!もしや、あそこに並べられてたやつか?

そう思った次の瞬間、相手がこっちに突っ込んできた。

俺は間一髪の所でかわした。

「そんなこと考えている暇はないな、今やるべきことはアイツを倒すことだ。」

俺は大剣を構えてアイツに突っ込んだ。

「うぉぉぉぉ!」


リトルウイング内・情報部


「姉さん、ちょっといいですか?」

「どうしたの、ナッツー」

「このメールなんですけど、規格が違うみたいなんです」

「はぁ?規格が違うって、普通は全部同じなんじゃないの?」

「そうなんですけど・・・規格というかなんというか、普通のメールとは違うみたいなんです」

「なら、調べてみないといけないね」

「はい、分かりました。」


レリクス内


「うぉぉぉぉ!」

俺はアイツの腕に目掛けて大剣を振り下ろした途端、アイツは目の前から消えていた。

「ちっ・・・上か!」

アイツはその巨体をもろともせず、軽々と俺の背の5倍以上も飛んでいた。

そしてアイツは、俺の身長の2倍はある巨剣振り下ろそうとしていた。

(受けきれない・・・!)

俺はとっさの判断でギリギリの所でよけた。

瞬間、耳が鳴るような轟音と一緒に強烈な振動がきた。

俺は少しよろけながらも、上手く体勢を整えてた。

そしてさっきまで俺がいた場所を見ると、地面は粉砕し、巨剣の4分の1が埋まっていた。

(今だ!)

俺は大剣を構え直し、アイツに再び向かっていった。

アイツは俺に気づいた瞬間、巨剣を離したかと思いきや、アイツは俺目掛けてパンチを繰り出してきた。

「甘いっ!」

俺はアイツのパンチを受け流すようによけると、一気にアイツの目の前に突っ込み、アイツの中心・・・A・フォトンに目掛けて思いっきり振り下ろした。

ギンッッ!・・・

鈍い音を立てながらアイツはよろめいた。

「もう一発!」

俺は大剣を振り下ろした勢いを使い、もう一度アイツに目掛けて思いっきり振り下ろした。

ギィィンッッ!!

ピシッ・・・

何かにひびが入った瞬間アイツはそのまま倒れ、動かなくなった。
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